Jリーグ30周年 内田、ベストイレブン ベストゴールのテクニカル部門 レオナルド選出

Jリーグ第14節、鹿島-磐田 ジウシーニョ(右)と競り合う内田=2009年6月、カシマスタジアム

Jリーグは1993年の開幕から30周年を迎えた15日、東京都内で記念イベントを開催し、ベストイレブンに鹿島でサイドバックとして活躍した内田篤人、ベストゴールのテクニカル部門に鹿島のレオナルドが95年11月1日の横浜F戦で決めたゴールが選出された。最優秀選手(MVP)には672試合のJ1最多出場記録を持つ43歳の遠藤保仁(磐田)が選ばれた。サポーター投票の結果を基に決定した。

ベストイレブン入りした内田は2006年に清水東高(静岡)から鹿島に加入し、高卒ルーキーとしてクラブ史上初の開幕スタメンを飾った。08年、09年にはJリーグベストイレブンに選出され、鹿島のリーグ3連覇に大きく貢献。10年にドイツへと活躍の場を移し、欧州チャンピオンズリーグ(CL)などでも活躍した。18年に鹿島に復帰したが、けがに悩まされ、20年にスパイクを脱ぐ決断をした。

ベストゴールに選ばれたレオナルドは1994年に現役ブラジル代表として鹿島入り。3年間プレーし、リーグ戦で30得点を記録した。その中でも鮮烈だったのが、テクニカル部門でベストゴールに選出された95年11月1日のゴール。リフティングをしながら相手を次々とかわし、ボレーシュートでゴールを陥れた。

鹿島-横浜F 後半38分、鹿島・レオナルドが見事なリフティングでディフェンスを突破し、この試合2点目のゴール=1995年11月1日、カシマスタジアム

© 株式会社茨城新聞社