海老名の相模国分寺跡を3D再現 小学校授業にアプリ活用

インストールした相模国分寺跡の3DCGの画像を動かしながら楽しむ小学生(海老名市教育委員会提供)

 海老名市教育委員会は、国指定史跡の「相模国分寺跡」(同市国分南)を3DCG(立体感のあるコンピューターグラフィックス)で描き出すアプリ「相模国分寺360」(iPad=アイパッド=版)を作成し、市立小学校の児童に1人1台貸与しているiPadにインストールする。小学校高学年の社会科や総合的な学習の授業で活用してもらう。

 相模国分寺は、奈良時代に聖武天皇の「国分寺建立の詔」によって全国60カ所余りに建立された国分寺の一つ。相模国分寺跡には巨大な礎石が残り、瓦などの出土品がある。「相模国分寺360」は、湘南工科大工学部コンピュータ応用学科の長澤・井上研究室と協働で作成した。

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