「スマホ1台」で我が子を救えるか? ナオミ・ワッツ主演『デスパレート・ラン』ほか“超・限定空間”スリラー映画4選

『デスパレート・ラン』© 2021 LAKEWOOD FILM LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ナオミ・ワッツ主演の新感覚シチュエーション・スリラー

第46回トロント国際映画祭のオフィシャルセレクションとして選出され、アカデミー賞ノミネートを始め数々の受賞歴を持つナオミ・ワッツ主演の新作映画『デスパレート・ラン』が全国公開中。本作は、主人公エイミーが人里離れた森でランニング中に息子が通う高校で立てこもり事件が発生し、助けも移動手段もない中、スマホ1台で事件解決に向けて走り続ける新感覚シチュエーション・スリラーだ。

プロデューサー兼任のナオミ・ワッツが、愛する息子の安全を守ろうと奮闘する母親役に、ほぼ全編を走りっぱなしという渾身の体当たり演技で挑んでいる本作。監督を務めるのは、アンジェリーナ・ジョリー主演のスパイアクション大作『ソルト』のフィリップ・ノイス。脚本には、ライアン・レイノルズが生き埋め状況から脱出を試みる男を演じたシチュエーション・スリラー『[リミット]』のクリス・スパーリングが名を連ねる。

“超・限定空間のスリル”を堪能できる映画4選

今回はそんな『デスパレート・ラン』の公開を記念し、近年話題を集めたシチュエーション・スリラーの傑作たちを厳選紹介。電話音声のみで事件解決を目指すスリラーや、登山中の思いもよらないハプニングを描いたものなど、先が読めない展開に不安と興奮が押し寄せる作品揃いだ。

『search/サーチ』(2018年)

物語が“全てパソコンの画面上”で進行していくサスペンス・スリラー。突然姿を消した娘の行方を捜す父親のデビッドは、彼女のSNSにアクセスを試みる。だが、そこにはデビッドが知らない娘の姿が映し出されていた――。終始パソコン画面で展開する斬新な手法で新たなジャンルを切り拓いた一作。第二弾となる『search/#サーチ2』が4月より全国公開中。

『THE GUILTY/ギルティ』(2018年)

電話からの音声のみで誘拐事件の解決を試みるという、デンマーク製作の異色サスペンス。第34回サンダンス映画祭で観客賞を受賞し、2021年にはジェイク・ギレンホール主演・製作でアメリカを舞台にリメイクされるなど話題を呼んだ。

『127時間』(2011年)

『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督が、アーロン・ラルストンの自伝を映画化。山中で断崖に腕を挟まれた状態のまま、生と死のはざまで127時間を過ごした登山家を襲う絶望と希望を描いた作品。『スパイダーマン』シリーズのジェームズ・フランコの迫真の演技と圧倒的な映像は必見。

『デスパレート・ラン』(全国公開中)

ある朝、主人公エイミーが人里離れた森でランニング中に、息子が通う高校で立てこもり事件が発生。町はロックダウン状態、助けも移動手段もない中、愛する息子を救うためスマホを駆使して事件解決に向けて走り出すが――。

数々の受賞歴を持つナオミ・ワッツの緊張感あふれる渾身の演技は圧巻。「スマホだけ」で事件解決に挑む新感覚のシチュエーション・スリラー。

『デスパレート・ラン』は全国公開中

© ディスカバリー・ジャパン株式会社