本県観光復活へ一致団結 「5類」移行受け山形でセレモニー

県内の観光関係者が観光の本格復活に向けて気持ちを一つにしたキックオフセレモニー=山形市・山形グランドホテル

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行したことを受け、本県観光の本格復活に向けて関係者が集う「やまがた観光復活キックオフセレモニー」が15日、山形市の山形グランドホテルで開かれた。約80人の観光関係者が「待ちに待った復活の時」の到来を喜びながら、共に取り組みを進めることを誓った。

 やまがた観光キャンペーン推進協議会の国井英夫会長(庄交コーポレーション社長)は「観光産業には本当に厳しい時期だった。復活に向け、観光事業者と国、行政などが一致団結して取り組む」と決意表明した。吉村美栄子知事は「総合産業といわれる観光業の復活こそが、地域経済発展の鍵を握っている。一緒に取り組みを進めたい」と述べた。

 出席者は、やまがた愛の武将隊の音頭で勝ちどきを上げて観光復活への決意を新たにした。やまがた女将会の山口秀子会長は「オール山形で頑張っていきたい」と壇上から出席者に呼びかけた。東北運輸局、県、JR東日本による観光復活に向けた取り組みの紹介も行われた。

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