携行食の「宇宙タコ」が完成 河原さんら開発、大分空港で販売【大分県】

「宇宙タコ」を持ち、PRする爆走SAKIさん=国東市の大分空港

 【国東】「爆走SAKI」としてタレント活動をしている河原紗希さん=国東市安岐町=らが開発していた「宇宙タコ」が完成し、市内の大分空港で販売されている。

 宇宙タコは国東産タコに味付けした後、熱処理などをした一口サイズの切り身。歯応えを残しつつ軟らかく仕上げた。長期保存ができて防災食にも向く。価格は税込み1080円。

 爆走SAKIさんは吉本興業に所属する「大分県住みますランナー」。砂漠を約250キロ走るマラソンに出場した経験などから、栄養価の高い携行食を作りたいと考えた。国東市の地域おこし協力隊員をしていた頃、疲労回復効果があるとされるタウリンが豊富な国東特産のタコに出合い、2021年から国東物産=同市武蔵町、倉永真二代表=と共同で商品作りに着手。大分空港の宇宙港化を盛り上げようと宇宙食をイメージした。

 「酒のつまみになり、たこ飯にも使える。今年はこれを持ってヨルダンマラソンに挑戦したい」とPRしている。

 問い合わせは国東物産(0978.68.0283)。

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