長崎ヴェルカB1昇格決定! A千葉に91-86で競り勝つ プレーオフ決勝は佐賀と対決

B1昇格を決めて会場の声援に応えるヴェルカの選手たち=千葉ポートアリーナ

 バスケットボール男子のBリーグ2部(B2)プレーオフ(PO)第6日は14日、千葉市の千葉ポートアリーナなどで準決勝2試合が行われ、長崎ヴェルカは1勝1敗で迎えた第3戦でA千葉に91-86で競り勝ち、クラブ設立当初から目標に掲げてきた「最短でのB1昇格」を決めた。
 ヴェルカはジャパネットホールディングス(佐世保市)を母体に、県内初のプロバスケットボールクラブとして2020年10月に設立を発表。現社長兼ゼネラルマネジャーの伊藤拓摩氏が初代監督を務め、21~22年シーズンの昨季、B3を参入1年目で制した。
 B2に昇格した今季は、アソシエイトコーチだった前田健滋朗氏が監督に就任し、昨年10月~今年4月のレギュラーシーズンは43勝17敗で西地区2位。東地区を含めた上位8チームによるPO(2戦先勝方式のトーナメント)に進み、西地区3位の熊本、東地区1位のA千葉を連破して、2枠のB1昇格切符獲得とPO決勝進出を決めた。
 A千葉との試合後、前田監督は「ヴェルカの輪が広がっていることを強く強く感じている。もっともっと最高の景色を見にいきたい」と語った。
 PO決勝は20~22日、佐賀市のSAGAアリーナで実施。西地区1位の佐賀とB2年間王者を懸けた隣県対決となる。

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