佐賀信用金庫(佐賀市、坂田慎一郎理事長)は11日、職員の家庭で余った食品を、NPO法人フードバンクさが(同市、干潟由美子理事長)に寄付した。
SDGsや地域貢献活動の一環として同金庫は4月、若手職員14人で構成するフードドライブ委員会を発足させた。同委員会が食品の寄付を募り、家庭から持ち寄ったコメや乾麺、レトルト食品など段ボール15箱分を贈った。
山口桃佳委員長(27)は「困っている方に使ってもらえるとうれしい。活動の輪をもっと広げていきたい」と話し、干潟理事長(58)は「食品関係以外の企業からも提供してもらえてありがたい」と謝辞を述べた。食品は県内の子ども食堂や福祉施設などに提供される。
今後は同金庫の利用客からも食品を募り、年2回の寄付を目指す。(草野杏実)