大輪のバラ華やかに…5500平方メートルに200種3千株「今年は色も出ている」 与野公園で20、21日ばらまつり

約200種のバラが見頃を迎えている与野公園のバラ園=11日午前、埼玉県さいたま市中央区本町西1丁目

 埼玉県さいたま市中央区本町西1丁目の与野公園のバラ園で、赤、白、黄、オレンジ、紫色、など色とりどりのバラが見頃を迎えている。暖かい陽気に誘われて、親子連れら多くの人たちがバラを観賞したり、写真撮影を楽しんでいた。

 約5500平方メートルの敷地に約200種、約3千株のバラが植えられている。ボランティア団体「中央区バラサポーター」副会長の清水裕幸さん(71)は、この日も水やりや枯れた花を摘み取るなど手入れを行っていた。多くの品種が鮮やかに開花しており、「今年は大輪の花が咲き、色も出ている。つるバラもよく咲いている」と話していた。

 暖かい日が続いたため、例年より1週間~10日ほど開花が早いとされる。清水さんは「春バラは陽気次第。サクラと同じで温暖化の影響があるかもしれない」。早咲きのバラをせん定して、ばらまつりに合わせて咲くように工夫もしているという。

 JR与野本町駅から徒歩約15分。入場無料。

 さいたま市の政令指定都市移行・区制施行20周年の「ばらまつり2023」は20、21日午前9~午後5時まで、与野公園で開催される。新型コロナウイルスの影響を受け、通常規模の開催は4年ぶり。バラの苗木販売やバラサポーターによるガイドツアー、踊りや和太鼓のステージイベントなどが実施される。16~21日の間、さいたま観光国際協会のホームページで、バラの開花状況を閲覧できる。

 問い合わせは、ハローダイヤル(電話050.5542.8600=22日まで、午前9~午後8時)へ。

© 株式会社埼玉新聞社