破竹の7連勝でトップ4肉薄のリバプール、クロップ監督は「良い時期にいる」

写真:Getty Images

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、プレミアリーグ7連勝を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。

リバプールは15日に行われたプレミアリーグ第36節でレスター・シティと対戦した。

リーグ戦6連勝中のチームは、この日も立ち上がりこそ攻め込まれたが、33分からの3分間でMFカーティス・ジョーンズが2ゴールを記録。後半は試合をコントロールすると、71分にはDFトレント・アレクサンダー=アーノルドにもゴールが生まれ、3-0で勝利した。

プレミアリーグ7連勝で1試合未消化の4位マンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点差を「1」にまで詰めたクロップ監督は、試合後にチームを称賛。残る2試合も勝利を収め、上位チームに少しでもプレッシャーをかけたいと意気込んだ。

「完璧ではなかったが、本当に良いパフォーマンスだった。55分から75分にかけてはポジショニングが明確ではなく、もう少しコントロールできればよかったと思う。その後は非常に説得力のある方法でゲームをコントロールし、本来起こり得ただろうあらゆる場所での問題を生じさせなかった」

「6、7週間前、私は今の状況が起こると信じていなかった。あの時の我々には明らかに一貫性が欠けていたからだ。この状況を作るには残る試合のすべてに勝つ以外に方法がなかっただろう。だから、それが起きたのは良いことだ。この試合に勝てばヨーロッパリーグ(EL)への出場権を獲得できるのも理解していた」

「(トップ4入りの可能性は)自分たちの手に負えないものであり、我々はチャンスを得るためシーズン終了まですべての試合に勝たなければならない。ただ、何度も言ってきたがニューカッスルやユナイテッドは我々を気にせず、自分たちに自信もあるだろう。我々の仕事としては、プレッシャーをかけ続けるしかない」

「我々は今良い時期にいる。常に納得のいくシーズンではなかったが、試合の中ではうまく機能している瞬間もあり、今はそれが増えている。それでも、来シーズンのことを考えるなら、もっとゲームをコントロールできるようになるべきだ。少し気を緩めた途端、相手がノーマークになってアリ(アリソン・ベッカー)がセーブをする事態はあってはならない。改善する余地はいくらでもある」

また、クロップ監督は2ゴールを挙げたC・ジョーンズにも言及しており、ここまで度重なるケガに苦しめられた若手の復活を喜んでいる。

「とても良くなっている。彼はまだ若いが、数年前にもスーパーなプレーを見せていたことを忘れてはいけない。その後はケガに悩まされる中で、試合をたくさん見て、ゲームをより理解できるようになった。もっとも改善したのはカウンタープレスだろう。今は良い状態にあり、本当にクールだ」

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