作業員「バランス崩した」 東京・品川のクレーン車横転事故

クレーン車が横転した東京都品川区の現場=16日午前11時8分(共同通信社ヘリから)

 東京都品川区の老人ホーム建設工事現場でクレーン車が横転し男性2人が死傷した事故で、クレーン車を運転していた50代の男性作業員が「掘削機をつって移動している最中にバランスを崩した」と説明していることが16日、警視庁への取材で分かった。警視庁は業務上過失致死傷の疑いなども視野に捜査している。

 大井署によると、事故は16日午前9時45分ごろ発生。当時、現場には複数の作業員がいた。現場の監督者はいなかった。作業は午前8時半ごろに始まり、クレーン車が掘削機をつり、敷地内を移動させていた際に横転。アームや掘削機が付近の車3台に直撃した。

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