完敗で残留崖っぷちのレスター…指揮官は「失点の仕方に失望」

写真:Getty Images

レスター・シティのディーン・スミス監督が、リバプール戦の敗戦を嘆いた。クラブ公式サイトが伝えている。

プレミアリーグで19位と降格圏に沈むレスターは、15日に行われた第36節でリバプールと対戦した。

勝てば降格圏脱出という状況だったが、立ち上がりの好機を活かせずにいると前半だけで2点を奪われる苦しい展開に。後半にも失点を許すと徐々に攻撃は単調となり、最後までゴールネットを揺らせないまま0-3で敗れた。

プレミアリーグ残り2試合で17位エバートンと2ポイント差の19位にとどまり、いよいよ崖っぷちに立たされたスミス監督は、試合後に実力差を見せつけられたと落胆。残留のため、選手は今こそ奮起する必要があると強調している。

「とてもタフな夜であり、最高のチームが勝ったと思う。彼らは才能あるフットボーラーを擁する非常に優れたチームであり、アスリート能力もトップクラスだ。それでも、最初のゴールが決まるまでの30分間は互角に戦えたと思う」

「我々のゲームプランは前線でボールを保持することであり、それはとてもうまくいっていただろう。だが、30分後に相手GKがディフェンスラインの背後にロングボールを入れると、そこから失点した」

「ここ最近の6試合を振り返っても、失点の仕方には失望している。どうにか対処できたはずだ。残念なことに我々はリードを許すと、その後は少し混乱してしまう。そして相手は明らかにゲームスピードをアップさせ、2点目を決めた」

「失点後のキックオフから、ほぼそのまま2失点目につながった。プレッシャーの中で、チームが明確な考えを持てなかったのは残念だ。それについて、我々は失望している」

「3失点目は起こるべきではなかった。あれは決してFKではないだろう。ジョニー・エバンズのタックルは正当なものだった。他の2失点については、どちらもわずかにオンサイドだったようだ。どちらもVARが入ったが、静止画を見返すと非常に際どかった」

「0-2になっても、自分たちはまだゲームに参加していると感じていた。もし1点でも返せば、ゲームの流れは変わっただろう。だから、3点目が悔しい。ボックスの端でFKのチャンスを与え、完全にゲームを奪われた」

「もうシーズンは長くないが、まだ2試合が残っており勝つ必要があるとわかっている。来週も月曜日の試合であり、その前の他会場の結果によって、自分たちが何をすべきかがよりはっきりするだろう。もっとも、それとは関係なく我々は奮起しなければならない」

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