創立150周年記念、オリジナル応援歌制作 高畠小、歌詞に児童の言葉も

 高畠町高畠小(峯浩明校長、310人)は今年に創立150周年を迎えることを記念し、二つのオリジナル曲を作った。児童が歌詞に入れたい言葉を考えるなどして制作に携わり、児童自身への応援歌に仕上がった。18日に同校で発表会を予定しており、児童は本番に向けて熱心に練習を重ねている。

 同校は、150周年を機に子どもたちの心に刻まれるものを作ろうと、記念曲制作を決めた。2曲は、仲間と元気に学校生活を送る児童がテーマの「この空の向こうに」、通学路を舞台にした「道のうた」。どちらも作詞家のたきのえいじさん(神奈川県)、作曲家の若草恵さん(東京都)、編曲は西田直嗣さん(群馬県)が手がけた。ともに聴く人を前向きな気持ちにさせる歌詞と曲調となった。

 昨年5~6月に全学年児童が学校と地元の好きなところを語り合い、歌詞に入れたい言葉を考えた。同年7月に、たきのさんと若草さんが来校して児童たちと交流。明るい児童の姿と子どもたちが考えた言葉を参考にして、今年1月末に完成した。歌詞には同校に巣を作った鳥「チョウゲンボウ」など、児童が挙げた言葉が組み込まれた。

 18日の発表会では、全校児童で2曲を合唱し、たきのさんと若草さんが込めた思いなどを語る。歌手のかとうれい子さん(東京都)も記念曲を歌う。6年の島崎来夢(らいむ)君(11)は「聴くと今の自分からレベルアップしようと思える曲。心に響く発表にしたい」と話していた。

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