ビリー・コーガン、故カート・コバーンが死去した時に“最大の競争相手を失った”と語る

スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンは、自分たちのバンドがロック史に名を刻むことができたと認識しているが、その成功への道のりで自分たちと切磋琢磨し続けてほしかった注目すべきグループとフロントマンがいたと感じているようだ。

Apple Music 1でゼイン・ロウと話したビリーは、彼らのジャンル内の多くのバンドについて振り返り、ニルヴァーナのフロントマンだった故カート・コバーンについて話した。彼は、「カートが死んだとき、僕は最大の競争相手を失ったから泣いたんだ」と語っている。

スマッシング・パンプキンズとニルヴァーナは、カートがまだ生きている間、いくつかの重複があった。スマパンのデビュー・スタジオ・アルバム『ギッシュ』は、ニルヴァーナがヒット・アルバム『ネヴァーマインド』をリリースする数か月前の1991年にリリースされた。1993年7月にスマパンの『サイアミーズ・ドリーム』が発売され、ニルヴァーナの『イン・ユーテロ』が同年9月にリリースされた。スマパンが初めてNo.1アルバムを獲得したのは、カートが亡くなった6か月後の1995年に発表された『メロンコリーそして終わりのない悲しみ』だった。

このインタビューでビリーは、「僕は最高(の相手)を倒したいんだ。 プロレス用語で言うところの“ジャブローニ”(八百長試合の負け役)相手ばかりのチャンピオンシップで優勝したいとは思わない」と続け、「(例えば)マイケル・ジョーダンは、僕が生きている間に見るであろう最も偉大なスポーツ競技者であることは間違いないだろう。“アルファ”(一番)としか言いようがないじゃないか。あの男は案内係のチップですら勝ちたかったんだ、わかるだろ?」と述べている。

スマッシング・パンプキンズの次のツアーは【The World Is a Vampire Tour】で、2023年7月28日に米ラスベガスのThe Chelsea at the Cosmopolitanで2日間の開幕公演を行い、その後ニューメキシコ州アルバカーキ、テキサス州ダラス、フロリダ州ウエストパームビーチ、テネシー州フランクリンでライブを行い、9月9日にインディアナ州ノーブルズビルのRuoff Music Centerで終了する予定になっている。

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