給食からノロウイルス検出 松戸市の中学校で117人の集団食中毒

給食からノロウイルス検出 松戸市の中学校で117人の集団食中毒

 千葉県松戸市の中学校で、給食を食べた生徒や職員117人が、下痢や嘔吐などの症状を訴え、松戸保健所はノロウイルスによる集団食中毒と断定しました。

 松戸市などによりますと、集団食中毒が確認されたのは松戸市立第一中学校で、5月9日の夜から15日までに給食を食べた生徒と職員あわせて117人が、下痢や嘔吐などの症状を訴えているということです。

 入院した人は現在いないということです。

 松戸保健所が5月10日から行った現地調査などで、5月8日に出された給食の「たけのこご飯の具」と、9日の「きな粉揚げパン」からノロウイルスが検出されていて、保健所は集団食中毒と断定し、中学校内の給食施設を運営する業者を、16日から3日間の営業停止処分にしました。

 この中学校では5月11日と12日を午前中のみの授業に短縮し、15日からは、生徒などに弁当を持参してもらうようにして対応しているということです。

 松戸市では今後対策を徹底し、安全安心な給食を提供するよう努めていくとしています。

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