岡山県郷土文化財団(石井清裕理事長)の第41回会員作品展が16日、岡山市北区天神町の県天神山文化プラザで始まり、絵画や写真など趣向を凝らした力作が披露されている。21日まで。
美術団体展で活躍するベテランから初心者まで会員有志76人が出品。里山のサクラをふんわりと表現した油絵や、子どものはじける笑顔を切り取った写真が並ぶ。趣ある水墨画、鮮やかなステンドグラスなどもあり、訪れた人を楽しませている。
備中国分寺の風景を描いた男性(79)=総社市=は「発表の場があると創作意欲が湧いてくる。多くの人に見てもらえればうれしい」と話していた。
県と同財団が主催した第16回内田百閒(ひゃっけん)文学賞の受賞作を紹介するパネル展示も行われている。