トヨタとスバルが開発協力拡大へ 第2弾のEV25年にも発売

トヨタ自動車の電気自動車「bZ4X」

 トヨタ自動車とSUBARU(スバル)が、電気自動車(EV)の開発で協力を拡大することが16日、分かった。両社が2022年に売り出した共同開発第1弾のEVに続き、新型のスポーツタイプ多目的車(SUV)を25年にも国内で発売する。さらに、北米などで販売する別のEVで協力することも検討する。

 トヨタは、EVやハイブリッド車(HV)など多彩な選択肢をそろえる「全方位戦略」を採るが、欧州勢の急速なEVシフトや米テスラなど新興勢力の台頭もあり、EV市場は次世代車の主戦場になっている。トヨタは2割を出資するスバルの開発力や生産力も生かし、総力を挙げて攻勢を掛ける。

SUBARUの電気自動車「ソルテラ」=2021年11月、中国広東省広州市(共同)

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