総務相、印鑑証明誤交付「遺憾」 マイナカードで、再発防止求める

 松本剛明総務相は16日の記者会見で、マイナンバーカードを使った印鑑登録証明書のコンビニ交付サービスでも誤交付が相次いだことに「大切な書類が適切に発行されなかったことは誠に遺憾に思う」と述べた。システムを提供した富士通Japan(東京)に再発防止を求める考えも示した。

 誤交付があったのは、さいたま、新潟、熊本の3市で、登録を抹消したはずの印鑑証明が交付された。原因について松本氏は、住民登録システムと証明書発行サーバーのデータ連携に不具合があったと説明。「マイナンバーカードの本人確認システムとは異なる」と語り、カードの信頼性を強調した。

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