鶴竜親方、霧馬山昇進に期待 6月3日に引退相撲

 大相撲の鶴竜親方(元横綱)は夏場所3日目の16日、東京・両国国技館内の相撲博物館でトークイベントに参加後、取材に応じ、大関昇進に挑んでいる弟弟子の関脇霧馬山に対して「チャンスが来た時につかむことが大事。逃すと、どんどん離れていく」と期待を込めた。

 同じモンゴル出身の霧馬山は新関脇だった先場所で初優勝を果たし、場所前から注目されている。「そういうことが当たり前になっていく。上を目指していく中で、慣れていく必要がある」と説いた。

 鶴竜親方は2021年春場所限りで現役を引退した。6月3日に国技館での引退相撲が控える。「当日になったら感慨深いものが出てくるかな」と思いを巡らせた。

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