香港政府観光局（ＨＫＴＢ）は５月１５日、２０２３年４月の観光統計を発表した。同日付プレスリリースによると、２３年４月の来港者数は延べ２８９万２２５６人で、前月に比べ約１８％増加した。１日平均で計算すると、コロナ禍以前（２０１７～１９年）の来港者数の約５８％の水準だという。来港者は主に中国本土からと東南アジアからの旅客だった。４月の来港者のうち中国本土からの旅行者は延べ２３０万３９４３人。今年の黄金週間（メーデーを含む連休）が４月末からスタートしたことで来港者の増加が顕著だった。本土以外の国・地域からの旅行者は延べ５８万８３１３人。このうち、マカオも含む短距離市場は延べ２７万７７７５人。長距離市場は延べ１３万１６４６人。新市場は延べ１万８７４１人だった。ラマダンが終わり、イースター連休が４月にあったことが東南アジアからの旅客増加につながった。２３年１～４月では、来港者数は延べ７３０万７００７人。うち中国本土からの旅行者は延べ５６６万５１３０人。本土以外の国・地域からの旅行者は延べ１６４万１８７７人。このうち、マカオも含む短距離市場は延べ７５万６９６０人で。長距離市場は延べ４２万９９８５人、新市場は延べ６万７２８７人だった。
