臨時県議会開会 物価高騰対策の補正案など可決 千葉県

臨時県議会開会 物価高騰対策の補正案など可決 千葉県

 4月に行われた千葉県議会議員選挙後、初めてとなる臨時県議会が5月16日に開かれました。
 新たな正副議長の選出がされたほか、県が提出した物価高騰対策の事業費を盛り込んだ補正予算案も可決されました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「これから皆さんと活発で真摯な議論交わしながら、県の将来の発展に向けて取り組んでいきたい」

 議会冒頭、熊谷知事はこのように挨拶したほか、5月11日に県南部で発生した地震についても触れ、「今後も迅速に対応できるよう、万全を期す」と述べました。

 その後、議長と副議長の選挙が行われ、議長には自民党で佐倉市・酒々井町選出の伊藤昌弘議員が選ばれ、「620万県民の負託と信頼に応え、誠心誠意、職務を果たしていく」と述べました。

 また、副議長には前の期に途中から就任していた、自民党で八街市選出の山本義一議員が選ばれています。

 一方、16日の県議会では、県が物価高騰対策の事業費を盛り込んだ、補正予算案などについても審議され、県が提出した7議案すべてについて、可決・同意されました。

 補正予算の規模は、209億2900万円で、小学生から高校1年生までに一律1万円を支給する臨時給付金の事業費や、LPガスの利用料金を値引きする事業費などが含まれています。

 閉会後、取材に応じた熊谷知事は次のように述べています。

千葉県 熊谷俊人 知事
「物価高騰で事業者や県民も困っているので、必要とする県民や事業者に補正予算の支援が一日も早く届くように全力尽くしたい。今後も国の物価高騰対策や、物価高騰そのものの状況を見極めながら、県として必要な分野に今後も必要な対策を検討していきたい」

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