フェリシモのレストラン、新メニューは兵庫の食材をふんだんに 著名シェフ2人が産地巡り厳選

フェリシモのレストラン「Sincro」(シンクロ)で5月17日から提供するメニューの一部=神戸市中央区新港町

 通販大手のフェリシモ(神戸市中央区)は、本社ビル内で今年1月にオープンしたレストラン「Sincro(シンクロ)」で5月17日から、新たな著名シェフが考案した新メニューの提供を始める。イタリアンと日本料理の2人が、明石浦漁港や淡路島の農家を巡って素材を選び、約15品を手がけた。

 シンクロは3~4カ月ごとに著名シェフが交代でレシピを考案、フェリシモ所属のシェフらが調理する。オープンから2組目となるレシピ考案シェフは、京都のイタリアン「cenci(チェンチ)」の坂本健さんと、東京の日本料理店「てのしま」の林亮平さん。

 旧友でもある2人が、一緒に兵庫県内の産地を巡り、生産者と言葉を交わす様子も、客席に設置したタブレットの映像で紹介する。

 だしを利かせた冷製ポタージュ「いりこビシソワーズ」のように和洋を掛け合わせ、明石ダコ、但馬牛など、兵庫県産素材をふんだんに使った品を提供する。

 コースとドリンクで計2万2千円。午後6時からのディナー営業で、月、火曜定休。予約制。同店TEL078.332.4960(広岡磨璃)

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