「アルテタだったら大問題だ!」アーセナルOBがデ・ゼルビ監督の“膝スラ”に苦言「ブライトンだから目を瞑っている」

写真:Getty Images

アーセナルOBのマーティン・キーオン氏が、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督に苦言を呈した。イギリス『talkSPORT』が伝えている。

14日に行われたプレミアリーグ第36節でアーセナルとアウェイで対戦したブライトン。前半こそ苦戦を強いられたものの無失点で切り抜けると、後半に3ゴール。0-3で勝利し、優勝争い中のチーム相手に強さを見せつけた。

指揮官にとっても余程嬉しかったのか、デ・ゼルビ監督は後半アディショナルタイムの96分にペルビス・エストゥピニャンのトドメの3点目が決まると、タッチライン際を疾走してそのままヒザからスライディング。大きな声を出しながらのガッツポーズでゴールを喜び話題となっていた。

感情を露わにしたデ・ゼルビ監督に対し、キーオン氏は「正直に言って、(ミケル・)アルテタがピッチサイドであんなことをしたら、いつまでも文句を言われるだろう」とアーセナル指揮官に置き換えて指摘。「だが、デ・ゼルビならOKなのか?そういった感情は好きだけどね」とした。

そして、「私が言いたいのは、ブライトンは攻撃力がないし、みんなが2番目に好きなチームだから、我々はそれに目を瞑っているということだ。でも、アーセナルの監督が突然そんなことをしたとしたらそれは大問題だ」とクラブの注目度が高ければ問題になっていると指摘している。

同席していた評論家のサイモン・ジョーダン氏から「くだらない」と一蹴されたキーオン氏だったが、その後も「ゴールスコアラーとしてシャツを脱ぐとイエローカードをもらうことになる。もし監督がピッチ内に駆け込んできたとしても、ただタッチラインでやっているだけではなくピッチ上でやったと思わないのか。ピッチ上なら自動的にイエローカードではないのか」と続けていた。

ブライトン戦の敗戦でプレミアリーグ優勝がかなり厳しくなったアーセナルだけに、OBのキーオン氏としては虫の居所が悪かったのかもしれない。

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