バイオガス発電で契約 日向市と都内企業

 日向市と上下水処理設備製造販売の月島アクアソリューション(東京)は10日、バイオガス発電事業の契約を交わした=写真。市浄化センターから汚泥処理の過程で発生する消化ガス(バイオガス)で発電し、再生可能エネルギーの有効活用を図る。
 市と同社は昨年7月、「市浄化センター消化ガス発電事業」の基本協定を締結。同社は今年3月、経済産業省から再生可能エネルギー発電事業計画の認定を受けた。今後、同センター内に同社が消化ガス発電施設を整備し、来年から20年間、発電事業を運営。年間219トンの二酸化炭素(CO2)削減が見込まれるという。
 同日、市役所で契約調印式があり、十屋幸平市長は「CO2削減へ大きな成果を期待している」と謝辞。同社の細川展宏常務は「下水処理で独自の技術やノウハウを有しており、効率的で安定した発電事業を運営していきたい」と話していた。

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