戦時中の空襲映像公開 大分・宇佐の市民団体、米軍撮影

熊本県天草市の牛深港への空襲の様子。1945年8月14日のものと推定される(豊の国宇佐市塾提供)

 第2次世界大戦中の資料を収集している大分県宇佐市の市民団体「豊の国宇佐市塾」は16日、1945年3~8月の、米軍による空襲の様子などを収めた映像計8本を報道陣に公開。20日に宇佐市で開く平和イベントで一般公開する。

 映像は、団体の織田祐輔さん(36)が2013~20年にかけ、米国立公文書館で入手。米軍が戦果報告のために戦闘機に付けていたガンカメラや、機内や艦上から手持ちカメラで撮影されたものが含まれている。。

 織田さんによると、45年8月14日と推定される熊本県天草市の牛深港の小型船舶と、鹿児島県阿久根市の機銃掃射は、米軍の報告書や日本側史料に記載が見当たらないという。

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