まもなく広島市内などで交通規制が始まりますが、その影響を心配しているのが「宅配業者」なんです。
永松雄輔記者「こちらでは、広島市内に宅配するお弁当の準備が行われています」
煮物やお浸し柔らかくした豚肉などが入ったもの、ずらりと並ぶのはすべて高齢者向けのお弁当です。
ここは、広島市内の高齢者宅へ１日に約１０００食を配達している専門業者です。
ところが、Ｇ７広島サミットによる交通規制の影響で配達時間が大幅に遅れる可能性が出てきています。
宅配ｃｏｏｋ１２３ 広島中央店 森廣誠司代表「（警察などに）問い合わせをしてみたんです、いつどういう風な状況で交通規制があるか前日までわからないと。自分で歩いて（外に）出ることができないような高齢者もいるので絶対どうにかしないといけない」
宅配弁当にはそしゃくが困難な高齢者用の消化にやさしいメニューや糖尿病患者用のカロリーや塩分を調整したメニュー、さらに透析患者用の特別食も配達しています。
高齢者の体調によっては「枕元まで」届けているそうです。
宅配ｃｏｏｋ１２３ 広島中央店 森廣誠司代表「高齢者配食サービスでも市の委託を受けて安否確認をとらないといけない高齢者と一般の高齢者と２通り
います。（サミット中でも）は休むことはありません」
交通規制がはじまる１８日からは普段より人員を増やし、１時間早く出発するなどして対応するそうです。
森廣代表「正直なところ、当日を迎えないとわからない。もちろんお弁当は用意します」
