実は出世コース!?G大阪ジュニアユース→高体連から日本代表に選出された5選手

ドイツ1部フランクフルトMF鎌田大地が今夏で契約満了し、フランクフルト退団が確定している。

そのためACミランやベンフィカなど欧州の複数の名門クラブから注目されている。

鎌田はJ1ガンバ大阪ジュニアユースを経て東山高からプロになり、日本代表選出、ワールドカップ出場を経験した。

鎌田のようにG大阪ジュニアユースから高体連を経て世界で活躍する選手は多い。そこでG大阪下部組織から高体連を経て日本代表に選出された5選手をピックアップした。

鎌田大地

高体連所属先:東山高(京都)

現在の所属:フランクフルト

中学進学後に地元愛媛からG大阪の下部組織に入団した鎌田。

ジュニアユース時代は体格差や負傷の影響により出場機会をあまりつかめなかったが、進学先の東山高では高円宮杯プレミアリーグウエストで活躍し、サガン鳥栖入団を勝ち取った。

その後は鳥栖で主力として活躍し、フランクフルトへ入団。期限付き移籍先のベルギー1部シント=トロイデンでもリーグ戦34試合12得点と爆発。2021-22シーズンにはチームの42年ぶりとなるヨーロッパリーグ優勝に貢献。昨年開催のワールドカップにも出場した。

サガン鳥栖時代の先輩であるFW豊田陽平が当時の鎌田を振り返ったインタビューをQolyは掲載している。

林大地

高体連所属先:履正社高(大阪)

現在の所属:シント=トロイデン

G大阪下部組織出身の林は、履正社高を経て大阪体育大に進学。大学では野性味あふれるストライカーとして、大学サッカー界屈指のストライカーに成長した。

大学卒業後に鳥栖に入団し、ルーキーシーズンで31試合9得点と存在感を見せた。2021年にベルギー1部シント=トロイデンへステップアップ移籍を果たした。

2021年に東京五輪メンバーに選出され、翌年3月に大迫勇也の負傷によりA代表にも初招集された。日本を代表する世界のビーストへと成長してほしい。

昌子源

高体連所属先:米子北高(鳥取)

現在の所属:鹿島アントラーズ

G大阪ジュニアユースでは天才・宇佐美貴史と同期入団した昌子だが、負傷の影響で中学3年途中にチームを退団。その後鳥取の名門米子北高へ進学し、センターバックへのコンバートを契機に大成した。

高校卒業後に鹿島アントラーズに入団し、2014年シーズンから主力に定着。

2018年のアジアチャンピオンズリーグ初制覇に大きく貢献した。2018年にフランス1部トゥールーズへステップアップ移籍を果たし、その後G大阪移籍を経て今季鹿島へ帰還した。

2018年ロシアW杯では主力CBとしてチームをけん引し、16強入りを果たした。フランスで負傷してから中々思ったような結果を出していないが、古巣鹿島での完全復活が期待される。

東口順昭

高体連所属先:洛南高(京都)

現在の所属:G大阪

G大阪ジュニアユース時代は身長が160センチ台とGKではかなり小柄であったため、出場機会に苦しんだ。洛南高進学後に身長が急激に伸び、180センチ台となり頭角を現し始めた。

高校卒業後に進学した福井工業大のサッカー部解散に伴い、新潟経営大へ編入。苦労が絶えなかったが、大学の地元クラブだったアルビレックス新潟に認められて内定を勝ち取った。

G大阪入団後は日本屈指のGKへと成長し、2018年にはロシアW杯のメンバーに選出された。

本田圭佑

高体連所属先:星稜高校(石川)

現在の所属:無所属

G大阪ジュニアユースから高体連組で一番出世した選手は本田圭佑で間違いないだろう。星稜高では数々の伝説を築き上げ、名古屋グランパスへ鳴り物入りで入団した。

その後のプロキャリアは説明不要と言っていい活躍を披露し、イタリアの名門ACミランで背番号10を身に着けた。

日本代表ではW杯で出場した3大会でアシストと得点を記録するなど、記憶にも記録にも残る活躍を見せた。

現在は無所属期間が続いており、プロサッカー選手としての復帰があるのか気になるところだ。

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この他にも田中駿汰(J1北海道コンサドーレ札幌)がG大阪ジュニアユースを経て履正社高から代表入りを実現した。

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