東北道バス事故、3人重体 宮城、停車中にトラック追突

東北自動車道下り線で発生したバスとトラックの事故現場=16日午後11時9分、宮城県栗原市

 16日午後8時15分ごろ、宮城県栗原市若柳有賀の東北自動車道下り線で「トラックとバスの事故があった」と110番があった。県警高速隊によると、何らかの理由で停車していたバスに大型トラックが追突したとみている。市消防本部によると、男性2人と女性1人の計3人が意識不明の重体。さらに男性1人が重傷とみられる。

 現場は金成パーキングエリア(PA)の南約2キロ。バスには30人ぐらいが乗車しており、外国籍の人が多く含まれているとの情報がある。横転や炎上はしておらず、県警と消防が事故の原因や詳しい状況を調べている。

 事故を受け、東北道下り線の若柳金成(栗原市)―一関(岩手県一関市)の両インターチェンジ(IC)間が通行止めになった。

 現場では午後11時を過ぎても、バスに追突した大型トラックの大破した運転席周辺で消防が救助活動に当たっていた。

東北自動車道・事故の現場
東北自動車道下り線で発生したバスとトラックの事故現場=17日午前0時18分、宮城県栗原市

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