アウディ元会長、罪認める 排ガス規制逃れ、司法取引報道

アウディのシュタドラー元会長=16日、ドイツ・ミュンヘン(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)や傘下の高級車メーカー、アウディのディーゼルエンジン車排ガス規制逃れ問題に絡み、詐欺罪に問われたアウディのシュタドラー元会長が16日、公判で罪を認めた。司法取引が成立し、執行猶予判決が下される見通し。地元メディアが報じた。

 規制逃れは2015年に発覚。排ガス浄化装置を検査時だけフル稼働させる違法なソフトウエアをディーゼル車に搭載する手口で、シュタドラー氏は規制逃れを知ってからも、違法ソフトが搭載された車の販売を止めなかったとして、19年7月に詐欺罪で起訴された。

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