ディスクゴルフ世界大会、円盤も犬も舞った交流の軌跡 福井県坂井市でフレンドシップ大会【若越画報】

プレーする参加者。「ナイスショット」の声が上がった=5月13日、福井県坂井市海浜自然公

 5月13日に福井県坂井市で開幕したディスクゴルフの世界大会。自治体主催の世界大会は全国初の試みで、同日から2日間行われたフレンドシップ大会では、世界各国のアマチュアやプロ選手が交流を深めた。17日からはプロフェッショナル大会(フクイカントリークラブ)が始まり、10カ国約110人が熱戦を繰り広げる。

 フレンドシップ大会の舞台は、同市三国町の市海浜自然公園。緑があふれ、海を望む景観が自慢のコース、遊具の上に設けられた遊び心あるゴールなどが特徴的。選手は真剣に競技と向き合いながらも、和気あいあいとコミュニケーションを図った。合わせて開かれたディスクゴルフの体験イベントでは、家族連れらが楽しさを実感、ディスクドッグのパフォーマンスに盛んな拍手が起きていた。

 15日夜には三国観光ホテルで、歓迎レセプションが開かれた。選手や来賓約160人は、越前三国鳶隊のパフォーマンスを楽しみ、地酒やおろしそばに舌鼓を打ち、日本食を堪能。元全米選手権王者のJ・コーリング選手(37)もこの日の公式練習を終えて駆け付け「自然豊かなコースは世界一きれい。起伏もあり面白い。日本でプレーできる貴重な機会を楽しみたい」と目を輝かせた。

© 株式会社福井新聞社