過積載車両5件摘発 茨城・行方と潮来 県警取り締まり

トラックの重量を測定する捜査員ら=行方市沖洲

茨城県警は16日、行方市と潮来市を走る国道355号の2カ所で、道交法違反(過積載)の集中取り締まりを実施した。県警の交通指導課や生活環境課、行方署などから34人を動員。午前10時から同11時半にかけて5件を摘発した。

取り締まりでは、ヘリコプターが上空から過積載の疑いのある大型ダンプなどを発見し、地上の捜査員と位置情報を共有。白バイ隊員や覆面パトカーが該当車両を各市の測定場所に誘導した。また、廃棄物や残土の不適切な投棄を防ぐため、捜査員が積載物を目視で確認したり、運転手に委託会社や目的地などを質問したりした。

交通指導課によると、過積載車両はブレーキをかけてから停止するまでの制動距離が伸び、事故につながりやすいという。

同課の方波見景子管理官は「過積載車両が走っていると、安心して走れる道路にならない。取り締まりで過積載をなくしていきたい」と話した。

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