
【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は16日、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を前にニューヨークの国連本部で日本メディアのインタビューに応じ、人工知能(AI)を使って人間の判断に基づかず攻撃する兵器の開発を「全く容認できない」と批判し、規制が急務だと訴えた。
国連はグテレス氏がサミットのため、広島を訪問すると発表した。20日に関連会合に出席し、滞在中に岸田文雄首相とも会談する。
サミットではAIの活用や核軍縮・不拡散が主要議題となる。AI兵器は「自律型致死兵器システム(LAWS)」とも呼ばれ、実用化されれば火薬、核兵器に次ぐ「第三の軍事革命」になると目される。