3号ソロHRで打率.306!驚異の開幕から打率3割以上継続の佐藤輝明が復調の阪神打線の更なる起爆剤として期待の2軍に潜む逸材とは!?

井坪陽生が3号ホームランで打率.306

5月16日、ナゴヤ球場で行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦に、「7番・中堅」で先発出場した井坪陽生は、4打数1安打1打点1HR。3号ソロホームランを放ち、1軍昇格へアピールした。

4回、2アウト走者なしで打席に立った井坪陽生は、中日ドラゴンズ先発の岡野祐一郎の6球目139kmストレートを捉え、レフト線ネット上部に突き刺す3号ソロホームランを放った。

井坪陽生は、関東第一高校から2022年度ドラフト3位で阪神タイガースに入団。プロでの実戦デビューから新人らしからぬ打撃を見せている。ウエスタン・リーグ開幕からここまで今シーズンは、一度も打率3割以下に落ちることなく、コンスタントに結果を出し続けている。

打撃だけでなく、工藤2軍外野守備走塁コーチと共に、守備、走塁の向上にも井坪陽生は余念がない。守備の一歩目がよくなってきてると成長を実感できているようだ。井坪陽生が1番の課題としている走塁では打球判断やスタートを切る練習に加え、瞬発力を高めるウエートトレーニングも導入し、盗塁技術、スピードの向上を図っている。

ルーキーらしからぬ打撃でヒットを量産する井坪陽生は、岡田監督も無視できない存在となっているはずだ。

ドラ1ルーキー森下翔太が2軍に降格してからライトのポジションは固定されず、ミエセス、井上広大、小野寺暖、島田海吏らが激しいライトスタメン争いを繰り広げており、井坪陽生も1軍昇格を果たし、ライトスタメン争いに割って入りたい。

2軍で打ち続けている井坪陽生には1軍昇格を果たし、若き打棒で阪神タイガース打線の更なる起爆剤として躍動してもらいたい。

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