【ワシントン共同】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は16日、バイデン大統領が18日からの広島訪問を通じ、核軍縮の重要性を改めて強調する狙いがあるとの見方を示した。「(バイデン氏は)不測の核戦争が将来起きる可能性に長く懸念を示してきた」と訴えた。共同通信とのオンラインインタビューで語った。
カービー氏の発言は、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に臨むバイデン氏がオバマ元大統領の「核兵器なき世界」の理念を継承していると再確認した形。
バイデン氏が広島市の原爆慰霊碑前で「1945年の原爆投下で失われた命を厳粛な思いで追悼するつもりでいる」とも明かした。