欧州評議会が18年ぶり首脳会議 ロシアのウクライナ侵攻受け

16日、アイスランドの首都レイキャビクで開幕した欧州評議会の首脳会議(AP=共同)

 【レイキャビク共同】人権保護などを目的とする国際機関、欧州評議会の首脳会議が16日、アイスランドの首都レイキャビクで開幕した。2日間の日程で、首脳会議は2005年5月にポーランドで開かれて以来18年ぶり。ロシアのウクライナ侵攻を受け、久々の開催で結束を強調。民主主義など欧州の価値の重要性を再確認する狙いだ。

 19日開幕のG7広島サミットに先立ち、マクロン仏大統領やスナク英首相、ショルツ独首相、メローニ伊首相も出席。日本もオブザーバーとして参加した。

 ウクライナが侵攻による損害の補償を将来的にロシアに要求することを想定し、損害の証拠などを記録する仕組みづくりが主な議題。

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