茨城・筑波銀 福祉助成金と奨学金 3団体3個人に贈呈

瀬尾達朗常務取締役営業本部長(中央)から目録を受け取った留学生と団体の代表者ら=つくば市竹園

筑波銀行(茨城県土浦市)は16日、持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みの一環として、公益信託「筑波銀行愛の社会福祉基金」と「筑波銀行記念奨学基金」の助成金、奨学金を3団体と3個人に贈った。

福祉基金は1施設30万円が上限。合同会社アビリティイズム(桜川市)、NPO法人潮騒ジョブトレーニングセンター(鹿嶋市)、NPO法人新和会(かすみがうら市)が選ばれた。奨学基金は県内の大学で学ぶアジアからの留学生が対象で、1人当たり年間60万円。中国出身で筑波大4年のリュウ・ショネイさん(21)、同国出身で茨城大4年のシュウ・イクシュウさん(26)、ベトナム出身で流通経大4年のグエン・ヴァン・クイさん(29)の計3人に贈られた。

同日、贈呈式がつくば市竹園の同行本部ビルで開かれ、瀬尾達朗常務取締役営業本部長が一人ずつ目録を手渡した。グエンさんは「奨学基金のおかげでアルバイトを減らし、卒論と就活に時間を充てられた」と謝辞を述べた。

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