岡山市議会 議長に田口氏 副議長は森田氏 同一会派から初

田口裕士氏

 岡山市議会は17日、臨時市議会で正副議長選を行い、議長に自民党市議団の田口裕士氏(63)=同市南区、副議長に同会派の森田卓司氏(70)=同市北区=を選んだ。いずれも初の就任で、任期は申し合わせで2年。市議会事務局によると、正副議長が同一会派から選出されるのは岡山市議会史上初めてという。

 全46人が投票した議長選で田口氏は37票を獲得。最大会派の自民党市議団(22人)をはじめ、公明党市議団(8人)おかやま創政会(4人)懐かしい未来(2人)おかやま未来プロジェクト(1人)が支持した。副議長選も森田氏が同様の枠組みで37票を得た。みらいえ(5人)と共産党市議団(4人)は正副議長とも独自の候補に投票した。

 2021年10月の市長選を巡る対応などから三つに分裂していた自民党会派は4月の改選後に合流。改選前3会派の合計と同数の22人を確保し、他会派とも連携してポストを独占した。

 田口氏は1999年初当選で、7期目。議会運営委員長などを歴任した。岡山市南区藤田。

 森田氏は建部町議を経て2007年初当選し、5期目。議会運営委員長などを務めた。岡山市北区建部町大田。

森田卓司氏

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