芝居町・道頓堀のにぎわいを今に伝える大阪市の劇場「大阪松竹座」が17日、開業から100年となり、劇場前でセレモニーが開かれた。公演中の松竹新喜劇の藤山扇治郎さんらがくす玉を割ると、開場を待つ人々から拍手が起こった。
市村昌也総支配人が「これからも皆さまに喜ばれるお芝居をご覧いただける劇場でありたい」とあいさつ。扇治郎さんらが「芝居町道頓堀の伝統を令和に引き継ぎ100周年」などと口上を述べ、来場を呼びかけた。
同劇場は1923年5月、江戸期から栄えた道頓堀で初の洋式劇場として誕生。映画と演劇の双方を鑑賞できるスタイルを採り、戦中も公演を続けた。