船越英一郎 熱く語った“サスペンス愛”「2時間ドラマは消えちゃいけない文化」

美容クリニックの新CM発表会にサスペンスの帝王・船越英一郎が黒木瞳らとともに登壇。2時間サスペンスへの思いや23年ぶりの共演となる黒木との撮影エピソードを語った。

CMでは、刑事にふんした船越と容疑者役の黒木、お笑いトリオ・3時のヒロインの福田麻貴とかなでがサスペンスドラマさながらの緊迫したシーンを演じている。

出演オファーが来た時の心境を聞かれた船越は、「サスペンスに育まれて今日がある私ですから。残念ながら2時間サスペンスは激減してしまいました。でも、CMとして光を当てていただいた。大変感激しながら。消えちゃいけない文化ですもんね、2時間ドラマって」と、熱い思いを抑えきれない様子だった。

一方、黒木は、「船越さんが刑事で、(撮影シーンは)“崖かな?”と思ったんですけど(笑)。最初、船越さんの妻をやらせてほしいと申し上げたんですけど、ふたを開けたら犯人のようでした」と、笑いを交えて話すと、船越が、「僕の中ではあのラストシーンは(黒木は)犯人じゃないんですよ。このお美しいヒロインに、容疑者の1人であるのに、僕は心を奪われたというシーンであると思って」と、ストーリーの無い中で進んで行く撮影に、シチュエーションを想像しながら演技をしたことを明かした。

着物姿で登壇した黒木瞳

そして、CM中に流れている音楽が船越の代表作『火曜サスペンス劇場』のテーマ曲がアレンジされていることについて船越は、「僕はこの音楽と共に、“火サス”が始まった年からなくなるまでずっと歩ませていただいて、バラエティーに私が出てくると必ずこの音楽が流れる。いつのまにか自分のテーマ曲みたいな感じがしてたんです」と、思い入れのある音楽に喜びをにじませていた。このインパクトある音楽に黒木は、「(撮影シーンは)すごく緊迫している場面なんですね。そこに、ずーっと“にしにしにしにし…”って、音楽がかかっているので、気持ちはすごく和やかで、ステキなギャップの中、楽しい撮影現場でした」と振り返った。

にしたんクリニック新CM『サスペンスドラマ』篇は現在放映中。

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