次世代バイオディーゼル燃料使ったトラック発進

次世代バイオディーゼル燃料」をご存じでしょうか?
脱炭素に向けた取り組みとして、苫小牧の運送会社が環境にやさしい燃料を道内で初めて導入しました。苫小牧埠頭が導入したのは、エネルギーの研究開発を行うユーグレナが販売する「サステオ」という燃料です。サステオは使用済みの食用油などから作られるバイオ燃料です。バイオ燃料は化石燃料とは違い、原料の植物が光合成で取り込んだ二酸化炭素を燃焼時に排出するため、二酸化炭素の排出量は「プラスマイナスゼロ」と考えられています。既存のディーゼル車のエンジンにそのまま使用でき、苫小牧埠頭のグループ会社は運送業務に使うトラックの燃料として活用します。苫小牧埠頭の海津社長は「北海道の物流基地である苫小牧から、カーボンニュートラルの風潮を作っていけるように頑張っていきたい」と話します。コストは従来の燃料のおよそ3倍かかりますが、二酸化炭素の排出量は20%ほど削減できるということです。きょうから試験的に1台で運用を始め、今後は台数を増やす予定です。

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