「たくさんやり過ぎて記憶ない」横浜市の開業医を逮捕 患者にわいせつ行為

 横浜市内のクリニック開業医の男が、診察と偽って女性患者の下半身を触った疑いで逮捕された。男は「たくさんやりすぎて記憶にない」と供述しており、警察は余罪を追及する方針。

「ストレス発散」「達成感や背徳感を感じるためやった」

 逮捕されたのは横浜市泉区の「うしみメンタルクリニック」の院長、牛見豊容疑者(62)。神奈川県警泉署によると、牛見容疑者は昨年2月18日午前、クリニックの診察室で、診察と偽って50代の女性患者の下半身を触るなどした疑いで逮捕された。

 被害女性は更年期の症状があり、事件当日が初診だった。牛見容疑者は「下半身の張りを見るため」などと虚偽の理由を話して下半身を触るなどしたという。後日、女性が別のクリニックで医師に対し容疑者から受けた診察内容を伝えたところ「そんな診察はない」と指摘され、泉署に相談し事件が発覚した。

 牛見容疑者は容疑を認め「達成感や背徳感を感じるためにやった」「一時的にストレスを発散していた」「たくさんやりすぎて記憶にない」と供述しているという。泉署には同様の被害相談がすでに4件寄せられており、さらに問い合わせが増えているとした。泉署では状況からみて余罪多数とみており、追及する方針。

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