海保、サミットに大型無人機投入 北九州が整備拠点

海上保安庁の大型無人航空機「シーガーディアン」

 海上保安庁は17日、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の警備で、全国から派遣する巡視船艇や航空機に加え、昨年10月から運用を始めた大型無人航空機シーガーディアン(MQ9B)を投入すると明らかにした。整備や給油のため、福岡県の北九州空港に臨時拠点を置く。

 海保によると、シーガーディアンが通常の拠点を置いている青森県の海上自衛隊八戸航空基地以外で発着するのは初めてになる。海保の石井昌平長官は17日の記者会見で「上空からの監視態勢も確保し、隙のない警備を構築する」と述べた。

 シーガーディアンは複数の監視装置を搭載し、リアルタイムで映像を伝送できる機能がある。

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