「お気に入り見つけて楽しんで」 世界のボードゲーム300種類販売 初心者も入りやすく工夫 沖縄・北谷町美浜

 【北谷】県内屈指の観光地、北谷町美浜で、梅雨の時期に向けた新たな室内アクティビティーとして、那覇市三原でサイコロ堂を営む伊東剛希さん(37)=北海道出身=がボードゲームを提案している。伊東さんはこのほど、美浜のアメリカンビレッジに専門店「サイコロ堂 SEASIDE」を開いた。世界各国のボードゲーム約300種類を販売しており、店内でも遊べる。店主の伊東さんは「大人数でも顔を突き合わせてじっくり遊べるのがボードゲームの魅力だ。お気に入りを見つけて楽しんでほしい」と呼びかけた。

 オセロや人生ゲームなどのように卓上で遊ぶボードゲーム。ジャンルは心理戦や表現系、バランス系などさまざまだ。北海道出身の伊東さんは琉球大学在学中にボードゲームにはまり、イベントを企画してきた。まだ県内に専門店がなかった約8年前、那覇市三原にサイコロ堂を開店。県内最大の約1500種類のボードゲームを扱い、常連客も多い。ただ初めての客にとって入店はハードルが高い側面もあることから、SEASIDE店は30分ほどで遊べる“軽量級”のゲームを多くそろえ、初心者でも入りやすいよう工夫した。

 ボードゲーム本場のドイツを中心に、アメリカやイタリア、日本のゲームなどを扱う。2人でも大人数でも遊べ、3~4時間かけてじっくり遊べるゲームもある。ルールが分からない場合はスタッフが説明する。伊東さんは「推理や交渉はもちろん、ゲームを通した会話も楽しんでほしい」と話した。営業は午前10時~午前1時。大人は800円、子どもは600円で1時間遊べる。フリータイムは大人2300円、子ども1600円。

 (石井恵理菜)

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