ウェブ会議で不意打ち勧誘 就活トラブル、相談増加

 国民生活センターは17日、就職活動における不安につけ込み、学生に高額なセミナーなどを契約させるトラブルの相談が増えていると注意喚起した。特に、無料カウンセリングやアドバイスなどをうたっている「ウェブ会議」での不意打ち的な勧誘が増加しているとして、センターは「一見親切な誘いにも注意が必要だ」と警鐘を鳴らす。

 センターによると、近年は企業セミナーや面接がオンライン化し、就活生同士のSNSを通じた情報収集も盛ん。就活をきっかけとした学生の契約に関する相談件数は、2021年度は136件だったが、22年度は198件と増加した。そのうち約3分の1がウェブ会議を含む電話勧誘販売だった。

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