ベネチア建築展が開幕へ 日本館テーマは「愛される建築」

ベネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館の特徴を生かした展示=17日、イタリア・ベネチア(共同)

 【ベネチア共同】イタリアのベネチアで2年に1度開かれるベネチア・ビエンナーレ国際建築展の開会を前に17日、関係者内覧会が始まった。国別部門には60カ国以上が参加。日本館は「愛される建築を目指して」をテーマに、人と建築の関係を問い直す展示を行う。

 建築家ユニット「大西麻貴+百田有希/o+h」の大西麻貴さんがキュレーター、百田有希さんが副キュレーターを務める。1956年完成の日本館そのものにスポットを当て、建築を「生き物」として捉えながら、その構造や歴史と向き合う。建築を機能や性能で測る現状に対し、寛容で温かい「愛される建築」の可能性を探る。一般公開は20日から11月26日。

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