宮ケ瀬ダムで観光放流 水煙に包まれ「少し涼しくなったかな」

1秒間に30トンの水がごう音とともに流れる観光放流=宮ケ瀬ダム下

 県内各所で今年の最高気温を更新する暑さとなった17日、清川村や愛川町、相模原市緑区にまたがる宮ケ瀬ダムでは「観光放流」が行われ、多くの観光客が人工的に現れた“水瀑”を楽しんだ。

 午前11時になると高さ約70メートルのダム中腹から毎秒30トン、6分間にわたって放水され、ごう音とともに大滝が現れた。水煙をまとった涼しい風が、遠足で訪れた小学生や観光客らを包み込んだ。夫婦で訪れた秦野市の男性(60)は「初めて来たが、音が壮大で期待通りだった。少し涼しくなったかな」と表情を崩した。

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