停車バス、ハザード点滅 東北道4人死傷事故

東北自動車道下り線で発生したバスとトラックの事故現場=17日午前0時18分、宮城県栗原市

 宮城県栗原市の東北自動車道下り線で4人が死傷した事故で、エンジントラブルのため路肩付近に停車していたバスはハザードランプを点滅させていたことが17日、県警への取材で分かった。県警はバスに追突した大型トラック側が見落とした可能性があるとみている。国土交通省から要請を受けた事業用自動車事故調査委員会は同日、調査を始めた。

 県警などによると、死亡したバス運転手はバスを運行するタクシー会社(仙台市宮城野区)の社長佐藤恵美さん(56)=同市=で、重傷を負った大型トラックの運転手は青森県八戸市、会社員久保光さん(30)と判明。県警は亡くなったネパール国籍の男性2人の身元確認を進める。

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