香港サッカー、八百長で23人逮捕

香港サッカー甲組(2部リーグ)の試合で八百長が行われた疑いがあり、廉政公署(ICAC)は5月16日、ハッピーバレーを本拠地とするチーム「愉園(ハッピーバレー)」の11選手やコーチ1人を含む計23人(25~36歳)を逮捕したことを明らかにした。香港メディアによると、ICACに八百長が行われたとの通報があり、100人もの捜査員を動員して約1年にわたり大規模な捜査を行ったところ、選手らは違法賭博グループから消極的なプレーをするよう指示を受けていたことが分かったという。八百長の報酬として1試合につき数千ドルの報酬を得たほか、一部の選手はノミ行為にも関与し二重に利益を得ていたようだ。同チームは2022/23年シーズンに出場した26試合のうち18試合が負けあるいは引き分けの結果だった。愉園は成立が1950年という長い歴史を持ち、会長は香港サッカー協会の主席を務めている。トップリーグでの優勝は6度あり、多くの有名プレイヤーが輩出した名門だが、八百長疑惑で逮捕者が出たのはこれが3度目だ。

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