【ベトナム】バンブー航空、日航元幹部2人を経営陣に[運輸]

ベトナムの不動産開発大手FLCグループが出資するバンブー航空のグエン・ゴック・チョン会長は、チン・バン・クエット元FLC会長の逮捕以来混乱が続くFLCとの関係清算について述べ、アジア市場の積極的な開拓に向けて日本航空の元幹部2人を経営陣に迎える方針を明らかにした。16日付タインニエン電子版が報じた。

チョン氏は「FLCが資金を完全に引き揚げることで、バンブー航空の組織はより本業に集中できるようになり、経営が独立する」と述べ、組織再編と事業拡大を進める意向を表明した。国内22カ所の空港全てに就航した後は、国際線の拡大に力を入れる方針だという。

海外では当面アジア路線を開拓し、競争力を高めるために国際的に信頼性の高い海外航空会社との提携を進める。チョン氏によると、日本航空の元執行役員(路線統括本部国際提携部担当)の大島秀樹氏をバンブー航空の取締役として迎えるとともに、日本航空元社長の大西賢(まさる)氏をバンブー航空の上級顧問に迎える予定だという。

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