ユリノキがチューリップそっくり 富山県の砺波チューリップ公園で見頃

チューリップに似た花を咲かせるユリノキ

 チューリップにそっくりな花を咲かせる「ユリノキ」が、富山県砺波市花園町の砺波チューリップ公園で見頃を迎えている。17日は、公園を訪れた人が高さ約15メートルの木にいくつも咲く薄い黄色の花を楽しんでいた。

 ユリノキは、花の形から別名「チューリップツリー」と呼ばれる。公園を管理する市花と緑と文化の財団によると、公園に県農事試験場出町園芸分場があった時にシンボルツリーとして植えられ、現在は園内とチューリップ四季彩館に120本ある。

 近くの宇賀夕佳さん(35)は長女、帆花(ほのか)ちゃん(1)と散歩に訪れ「チューリップに似た花が木になっているのが面白い」と見入っていた。

 同財団の担当者は「ひっそりと咲いていて気付きにくいが、少し上を向いて散策してほしい」と話した。花はあと1週間ほど楽しめるという。

© 株式会社北日本新聞社