米「G7で対中基本原則」 バイデン氏、広島へ

G7へ向け、ホワイトハウスを離れるサリバン米大統領補佐官=17日、ワシントン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は17日、19日開幕の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)ではG7として「中国に対処する上での基本的な原則」を打ち出すことになるとの見通しを示した。バイデン大統領はワシントン近郊を空路出発してアラスカ州経由で広島に向かい、日本時間18日午後に到着する。

 G7各国間では、フランスのマクロン大統領が欧州は米中どちらにも追随すべきではないと述べるなど、対中国で温度差もある。サリバン氏は大統領専用機内で記者団に、サミットでは中国への懸念を話し合い「共通の土台」を見いだすことになると指摘した。

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